06 - 13 - 2008

九大オフィスが開設4周年

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0613.08.kyusyu_univ.jpg 九大感謝の夕べに出席した来賓

「SVの皆さんに感謝」

 学生の国際化を図るため、4年前にロスガトスにカリフォルニア・オフィスを開いた九州大(本部・福岡市、梶山千里総長)が、同オフィスに協力してきたシリコンバレー(SV)の企業関係者らを招いて3日、サンタクララで感謝の会を開いた。
 カリフォルニア・オフィスは、同大工学部の卒業生、松尾正人氏を所長として04年開設。翌年から、SV研修や語学研修、遠隔授業の3つの米国プロジェクトを行ってきた。今年1月には、サンノゼに正式オフィスを構え、本部から事務職員も派遣されている。
 梶山総長は「大学でもこれら3つの事業は有効で、貴重なものとして認識しており、高く評価している。大学を代表してシリコンバレーの皆さんにお礼を申し上げたい」とあいさつした。

企業訪問など3事業実施

 九州大には、卒業生で、IT企業シネックス社(フリーモント)社長のロバート・ホアン氏から多額の寄付が贈られ、これと同時に非営利団体、九州大ノースアメリカが発足。このほかの在米卒業生らも寄付をしており、これらの資金がカリフォルニア・オフィスの活動に役立てられている。
 オフィスが行っている米国プロジェクトのうち、「九大ロバート・ホアン起業家プログラム(QREP)」と名付けられたSV研修ツアーは、すでに3回実施。SVで働く日本人技術者らの講演と企業訪問などを通し、国際性、自立精神、起業家精神を学ぶ1週間の研修で、これまで延べ100人が参加した。学生からは「この1週間で生き方が変わった」との反応が聞かれるなど、好評だ。
 遠隔授業は昨年10月からリーダーシップ論、起業家精神をテーマにした講義を13回開講。SVで活躍する桝本博之氏や外村仁氏、スタンフォード大のリチャード・ダッシャー教授、西義雄教授、前パロアルト市長の岸本陽里子氏、長嶺安政在サンフランシスコ総領事らが、カリフォルニア・オフィスから九大生に語り掛けた。
 語学研修ではホームステイしながら、モントレー国際大学院(MIIS)で英語を学ぶ4週間のプログラム。昨年は9人参加し、英語に慣れるだけでなく、積極的に発言できるようになるなどの変化がみられたという。今年は30人が参加するという。
 これらの事業には、これまでSVの企業・大学関係者、研究者ら80人が講師として携わっており、九大から「CAフェロー」の称号が授与されている。
 カリフォルニア・オフィスの松尾所長は「SVの皆さんには長い間お世話になり、このようにお礼を申し上げる機会を得てうれしい。今後も学生の意識向上に尽力したい」と話した。

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