歴史的トヨタ車ミシシッピへ 新工場建設に合わせ展示
トヨタ自動車の新製造工場をミシシッピ州に誘致した、同州トゥペロ市のコミュニティー・デベロップメント・ファウンデーション(CDF)のジェイミー・ケネディさんとダロン・ピッツさんが24日、同市に展示するための1958年式トヨペットをサンフランシスコで受け取った。
昨年、トゥペロ近郊のブルースプリングスで新工場の建設が始まり、地鎮祭には渡辺捷昭社長やミシシッピ州のバーバー知事が出席するなど、地元の住民にとって明るいニュースが続いている。ケネディさんは「私たちの町とトヨタのつながりを深めるためにも、米国輸出第一号であるトヨペットを手に入れたかった」と話す。
現在、全米で4台しか残っていないと噂されるトヨペットを見つけるため、2人は50年前にトヨペットを米国に運んだという運輸業者に連絡したり、SF市内の海洋資料館に足を運ぶなどリサーチを重ねた。幸運にもトヨペットを売りたいというオンライン広告と出会い、商談がまとまって、この日、SF市内のガレージで念願の対面を果たした。
このトヨペットは当初、在SF日本国総領事館の名義で車両登録されていたとされ、64年以降はSFに住む日系人の家族が所有していた。今後、アリゾナ州フェニックスでエンジンを修理し、車体はミシシッピで部品や塗装に手を加えて新品同様に復元し、8カ月後にはトゥペロ自動車博物館に展示されるという。
12万平方フィートを誇る同博物館は、1886年式ベンツをはじめ、100台以上の自動車を展示しているが、トヨタ車が一台もない。新工場で2010年から生産が始まるハイブリッド車「プリウス」は、初の米国産プリウスになるだけでなく、環境保護の観点でも最先端の技術を取り入れた仕様になる予定で、ピッツさんは「米国に初めてやってきたトヨペットと、初めて生産されたプリウス。この2つがトゥペロにそろうことになる」と熱っぽく話した。
(レフテリ・カファト)
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