05 - 22 - 2008

筆と映像のコラボ 日本人学生の挑戦

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互いのエネルギーぶつかる

 ベイエリアの日本人若手学生アーティストら9人が「SURREALITY IN REALITY(現実の中の現実)」と題したグループ展示会を4月28日から5月4日まで、サンフランシスコのスペースギャラリーで開いた。「現実の中に潜む非現実的な事象」をテーマに、それぞれが創作した書道やペインティング、写真など53点を展示。2日には映像と音楽、そしてペインティングを融合したライブパフォーマンスで会場を沸かせた。
 ライブペインティングのコラボレーションは参加アーティストにとっても初の試み。会場は、口コミで聞き付けた観客で身動きがとれないほどだった。
 参加したアーティストの一人、片岡義憲さんが作成した映像を映した大きな紙に、 創作書道の山口碧井(あおい)さん、絵画のNoaさん、塚本夏樹さんが即興で力強く筆を入れると、観客は一斉にカメラを向けた。
 若手DJの音楽演出で熱気の高まるなか、ライブペイントは約2時間にわたり、作品が完成すると観客から拍手が沸き起こった。完成した作品は映像から外され、上映時には見えなかった色彩が浮かび上がり、新たな作品として観客を楽しませた。
 企画と運営を担当したのはSF州立大で人文学とビジュアル・コミュニケーション・デザインを学ぶ山口さん。同大学で映画学を専攻する片岡さんとの出会いをきっかけに、映像とライブペインティングのコラボレーションを思いついた。
 昨年2月から入念に時間をかけて実現したイベントの成功に「想像以上の反響でうれしい。最後までどんな作品ができるか分からなかった。お互いのエネルギーがぶつかりあって自分でも予想外の作品が出来上がった」と興奮冷めやらぬといった様子で語った。また、「思っていたよりもイベント全体に時間がかかってしまった」と反省点も明かし、これを生かしたアート・ショー第2弾を今年度内に同じテーマで開きたいと話した。
(佐藤晴香)

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