今季も見どころ満載 SF交響楽団
Posted in2008〜09年シーズン開幕
サンフランシスコ交響楽団(SFS)の2008〜09年シーズンが今月3日、ミュージカルで有名なレナード・バーンスタインの「ウエストサイド物語」、バレエ音楽で知られるレオ・ドリーブ「シルビア」、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番で開幕した。今シーズンも豪華なゲストを迎えるほか、シューベルトとアルバン・ベルグの作品に注目したコンサートや、パイプオルガンコンサートなど、観客を楽しませるプログラムを用意している。
SFS就任14年目のマイケル・ティルソン・トーマス音楽監督は「バロック初期から現代作品までさまざまな作品を通して、SFSの新たな一面を見せられるシーズンになると思う。とても楽しみ」と意気込んでいる。
ハイライトとなるゲストは、1995年から2004年までパリ国立オペラ監督を務め、シラク大統領からレジオンドヌール勲章を授与した指揮者ジェームズ・コンロン(3月12〜14日)、クラシックの名門レーベル、ドイツ・グラモフォンと契約している瀋陽出身のピアニスト、郎朗(ラン・ラン/12月2〜7日)や、昨年8月までNHK交響楽団で音楽監督を務めたロシア系指揮者ウラディーミル・アシュナージ(3月25〜28日)、ヘルベルト・フォン・カラヤンに才能を認められたドイツ人バイオリニスト、アンネ=ゾフィー・ムタ(2月26〜28日)など多岐にわたる。
ベイエリアで活躍する現代作曲家メーソン・ベイツ作曲の世界初演や、ショスタコビッチに認められた作曲家、ソフィア・グバイドウーリナのバイオリン協奏曲の米国初演に加え、日本では年末の風物詩として親しまれるベートーベンの交響曲第9番や、映画「2001年宇宙の旅」で起用された前衛作曲家ジェルジ・リゲティの「レクイエム」など23曲をSFSで初演するという新たな試みもある。
SFSの本拠地、デービスシンフォニーホール内に設置されて25周年を迎えるイタリア製のラファティオルガンによるパイプオルガンコンサートも企画している。
SFSは例年の全米ツアーのほか、カーネギーホールのシーズンオープニングを飾るなど活動の場を広げている。マーラー作品のCDでたび重なるグラミー賞を獲得しており、今年もマーラー交響曲第8番「千人の交響曲」の録音に挑戦する。
今シーズンの詳細は☎(415)864—6000、ウェブサイトwww.sfsymphony.orgまで。

