10 - 17 - 2008

本人に感動伝えたい 村上春樹さんサイン会

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booksigning.jpg 列の先頭でサイン会の開始を待つリーさん(中央)

 加大バークレー校での講演を終えた翌12日には、サンフランシスコ市内の書店でエッセイ集「走ることについて語るときに僕の語ること」の英訳版「What I Talk About When I Talk About Running」出版を記念したサイン会が開かれた。講演会場で告知されたこともあり、200人を超えるファンが詰め掛けた。
 店頭には2時間半前から列ができ、日本人の姿も目立ったものの、現地ファンが圧倒的に多く、村上作品が米国でも広く読まれていることがうかがえた。列の先頭を陣取ったのはSF在住のローザ・リーさん。前日の講演で直に村上さんの話を聞き、感動で泣いてしまったというほどのファンで、「とにかく描写が生き生きしている。読み始めたら止められなくて、ちょっと困っちゃうほど」とその魅力を語る。「彼の作品や昨日の講演が私をどれだけハッピーにしてくれたか、ぜひ本人に伝えたい」と、対面を待ちきれない様子だった。
 サイン会では写真撮影はいっさい禁止だったものの、村上さんは一人につき3冊まで、言葉を交わしながら丁寧にサインするサービスぶり。大学時代からファンという金松孝司さん(SF在住)は「こんなに緊張したのは人生で初めて。昨日の講演では現実的で人間っぽい部分を見ることができたし、満足です」と、サインされたばかりの本を手にうれしそうに話した。
 今回のサイン会は「What I Talk About —」をはじめ村上作品の英訳版15冊を出版しているランダムハウス社が企画した。同社のリズ・ウィルナーさんは、バンネスアベニュー沿いの「Books Inc.」を会場に選んだことについて「できるだけ幅広い層のファンが参加できるよう、サンフランシスコの中心にあるこの店を選んだ」と説明し、予想以上の盛況ぶりを喜んでいた。
(山内久美)

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