現代アートの変化追う デヤング美術館
Posted inアジア系作品展開幕
日本をはじめ、中国、フィリピン、韓国などアジア出身のアーティストやアジア系アメリカ人アーティストの作品を約100点集めた「アジアン・アメリカンとモダンアート 1900〜1970」が25日、サンフランシスコのデヤング美術館(50 Hagiwara Tea Garden Dr)で開幕した。来年1月18日(日)まで。
アジアの現代アートのコレクションを一堂に公開するのは、デヤングでは初の試み。日本人・日系人ではイサム・ノグチ、ヨーコ・オノ、小圃千浦、草間弥生など世界が認めたアーティストの作品が並ぶ。
展示は第二次大戦の前後での大きな作風の違いを中心に絵画、写真、彫刻などを年代別に紹介。時代背景に強く影響されたアジア系の芸術の変化を追うことができる。特に戦争を題材にした作品は、アジア系がたどった複雑な歴史を強く認識させる。年代が進むにつれて草間弥生やフィリピン出身のアルフォンソ・オッソリオの色鮮やかな抽象画が目を引く。
べトナム戦争を題材にいちはやく取り入れた抽象画を制作し、現在UCバークレー校芸術学科で名誉教授を務めるジョージ・ミヤサキさんは「アジアのアーティストがコラボレートして展示会に参加できることを光栄に思う。著名なアーティストの作品が多数並び、中身の濃い展示会だ」と満足げに話した。
またデヤングでは建築家マヤ・リンさんの彫刻展「システマティック・ランドスケープ」も同時開催中。広大な自然の風景を木、鉄くぎ、針金などの素材を用いて造り上げ、スケールの大きさの中に生命力や柔らかさを共存させた作品をみることができる。
入場料は一般20ドル、シニア17ドル、学生16ドル、メンバーと12歳以下は無料。開館時間は火曜から日曜日まで午前9時半から午後5時15分まで。金曜日は午後8時45分まで。月曜休館。
詳細問い合わせは、デヤング美術館☎(415)750—3600、またはウェブサイトwww.deyoungmuseum.orgまで。(佐々木千夏)

