10 - 21 - 2008

ナガノ氏 最後の指揮 30年間の思い込める バークレー交響楽団

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kent nagano farewell.jpg 観客にあいさつするナガノ氏

 バークレー交響楽団で30年間、音楽監督を務めたケント・ナガノ氏が最後のタクトを振ったコンサートが先ごろ、加大バークレー校のゼラーバック・ホールで催され、ナガノ氏の家族をはじめ多くの観客が盛大な拍手で長年の功績をたたえた。
 コンサートではこの日のためにカート・ローデ氏が作曲した「Bis Bald/またお会いしましょう」が披露されたほか、トム・ベイツ・バークレー市長と同楽団のキャサリーン・ヘンシェル理事長がねぎらいの言葉を贈った。
 ナガノ氏は「観客とステージとの間には常に特別な関係と対話が成り立っていました。私は寛容な皆さんにここで(音楽監督として)育てられたのです」と振り返り、「この楽団が今まで培ってきた芸術の根を次世代に育ててほしい」と今年で40周年を迎えた同楽団の今後に期待を込めた。
 ナガノ氏はまた、才能あふれる楽団員との出会いも触れ、「初公演は資金不足で満足する会場を手配できなかった。あれからずっと苦楽を共にした素晴らしい音楽家たちがこの楽団にはいます」と語った。ステージでは感極まり涙を流す団員の姿も見られた。
 2006年からモントリオール交響楽団とバイエルン国立歌劇場の音楽監督に就任しているナガノ氏は今後、バークレー交響楽団の団員たちと立ち上げたバークレー・アカデミー・アンサンブルで指揮をとるという。
 ナガノ氏の30周年記念コンサートは来年5月17日(日)と31日(日)にバークレーの第一組合教会で開かれる。また、バークレー交響楽団は来年の2月にナガノ氏の後任者を迎える予定。

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