11 - 18 - 2008

石浦入遁師死去 米国仏教団名誉開教使

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 米国仏教団(BCA)名誉開教使の石浦入遁師=写真・BCA提供=が11月9日、サクラメントのメソジスト病院で死去した。90歳だった。葬儀は16日、BCAの教団葬としてサクラメントのフローリン仏教会で行われた。フローリン仏教会共催。
 ハワイ出身の石浦師は1941年、京都府の龍谷大学で仏教学を学んだ後、教師の資格を取得。ロサンゼルス別院やベーカーズフィールド仏教会で開教使を務め、43年にはエール大学で講師として軍隊特殊訓練プログラムで日本語を教えた。
 第二次大戦中はヒラリバーなどに収容され、終戦後の47年から1年間、本派本願寺ハワイ別院に駐在、仏教の教えの1つ「法輪」を戦没者の墓のシンボルに発案するなどした。
 58年にトロント仏教会に着任、仏教徒の増加やアメリカ先住民の権利を保護するカナディアン・インターフェイス・コミッティーの活動に貢献した。69年から7年間は、カナダ仏教団の初代総長として聖職を全うした。その後はBCAのバークレー仏教会やフローリン仏教会で定年を迎えるまで、仏の教えを説いた。
 石浦師は浄土真宗住職として、禅思想家の鈴木大拙の元秘書も務めたこともあった。
 石浦師と交流があったBCAの小杭好臣総長は「(石浦師は)背が高く体つきもしっかりしていて、考え方もダイナミックな方だった。仏教への理解も何ごとも広い目で見渡し、会って話しを聞くのがいつも楽しみだった」と思い出を話した。
 遺族は息子のカルマさん、アナンダさん、娘のマヤ・マーティン・スミスさん、ダナ・石浦さん、アソカ・石浦ルーチさん、孫のアダム・バナベージさん、ニコール・石浦さん、マイケル・石浦さんがいる。

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