08年度の外務大臣表彰 CSJの50年の功績たたえる
Posted in 今年創立50周年を迎えたカリフォルニア大バークレー校日本研究センター(CJS)が外務大臣表彰を受け10月22日、在サンフランシスコ日本国総領事館公邸で授与式が開かれた。
長嶺安政SF総領事はCJSの歴史や活動内容を振り返り「さまざまな知的交流活動を展開し、米国においての日本への理解を深めてきた」とたたえた。
CJSは1958年、当時のバークレー校総長クラーク・ケラー氏の発案で創立され、米国で初めて日本研究学科を設けた大学の一つとして研究者や学生の支援、学際的研究の奨励などを実施している。
日本に関する講演会やシンポジウムも積極的に開いており、99年には20世紀の政治学者、故丸山 眞男氏から名づけられた「マルヤマ・レクチャー・シリーズ」を開始。小説家の大江健三郎氏らを講師に迎え、現代日本の政治の問題点や社会における責任追究などについて説いた。
長嶺総領事は、50周年事業の一環として先月開かれたベストセラー作家、村上春樹氏の講演会にも言及し、「国際社会で良い日本の姿を体現できる高い能力を持った、村上氏のような人物の講演会が、50周年事業を象徴している。今年の事業も非常に意欲的で驚くべき内容だ」と話した。
表彰を受けたCJS所長のダンカン・ウィリアムズ氏はこれまでの関係者の貢献をたたえ、CJSには文化人類学者や政治学者などさまざまなスタッフが在籍しているとし、「非常に学際的な機関です」とアピールした。
さらに、100年の歴史を持つ日系コミュニティーと協力して共に歩んできたと話し「それが他校と違う特徴だ」とコミュニティーにも感謝した。「日本の文学やデザイン、ファッション、技術からとても面白い発想が得られる。私たちは日本のいろいろな分野を学ぶ必要があると思う」とさらなる研究に意欲を見せた。
(JK・山本)
